きぬきぬ

ローマの教室で 我らの佳き日々のきぬきぬのレビュー・感想・評価

3.5
ローマで30年以上教職についている作家マルコ・ロドリのエッセイ「赤と青」が原案。原題も「赤と青」
高校の女性校長と、情熱ある若い国語の臨時教師、情熱を失った美術史の老教師が物語のメインとなり、思春期の学生たちを教えることの立場や距離や難しさが描かれてる。高校生ともなれば皆生意気ですからね(笑) 情熱の空回りでの失意や、かつての教え子からの親愛の情での回復、思わぬ近い距離で生徒たちに振り回されながら経験を積み、教師も成長して行くんでしょうな。
生徒やその家族の厳しい問題も挿入され、ハプニングはあるものの、穏やかさに包まれてる。
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