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オンリー・ゴッドのnapalmloveのレビュー・感想・評価

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)
4.8
ネオン、タイの街の猥雑な雰囲気、雑踏の音はとても臨場感あふれ、夜の室内の赤や青の照明やミラーボールなど光の表現がとても美しい。映画館でスクリーンいっぱいに見て本当にあたかも自分がそこにいるような体験ができました。
憎しみと負の連鎖しかうまれないから、人間が身内の仇として敵を滅ぼすのは禁じられたことなのか。タイトルから、神(ここでは警察)だけが制裁し許すことができる存在という意味なのか。
明確なストーリーやオチがないため解ける事はないだろうけど、疑問がたくさんあるし、映像がものすごく素晴らしいから早くもう一度見たいと思わされてしまう。
寡黙だけれど凶暴な主人公は存在感あふれとても魅力的。
警官がカラオケを部下に聴かせるシーンはとってもシュールだけれど教義を諭しているようにも見えました。
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