ヨダセアSeaYoda

ウォールフラワーのヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

ウォールフラワー(2012年製作の映画)
3.5
Mark漏れ。

【STORY】
 ある危うさをはらむ孤独な主人公が、年上の美しい男女と友達になって日常が変わっていくお話。

【REVIEW】
 内容としては、そこまで際立った映画ではないと思う。
 日常がある出会いで変わる、とか、車で音楽を流していぇーい!とか、”真実か挑戦か”とか、出会いと別れのエモさとか、恋愛でうまく行ったと思ったら…とか、映画を色々観ているとあるあるだから、特に刺激的でオリジナリティに溢れる作品ではない。

 じゃあ「そういう系」の映画でなぜ今作だけ異様に観られているのか?
 タイミングはもちろんあるだろうけど、やっぱりキャストの力は大きいと思う。どこかフワフワしていて危うい雰囲気も醸し出しながら孤独に過ごす主人公の役にローガン・ラーマンはピッタリだったと思いうし、「単調で退屈で孤独だった日々を変えてくれた年上のお兄さんお姉さん」としてのエズラ・ミラー、エマ・ワトソンの存在感は、そりゃあもう世界変わるわという威力があって説得力がある。

 『ワンダー』『ディア・エヴァン・ハンセン』と同じ監督か。なるほど確かに個人的に「そこまで好みじゃないけどいい話だし人に勧めやすいよね」って映画が多い監督だ。

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観た回数:2回
ヨダセアSeaYoda

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