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ウォールフラワーのsumiccoのレビュー・感想・評価

ウォールフラワー(2012年製作の映画)
3.7
"若い子に刺さる” って
時として
成熟したらもう刺さらない、の
遠回しな言い換えだったりしますが

今作はとてもいい意味で
若い子に刺さる気がします。


高校生活初日から最終日までを
1日ずつカウントダウンで数えるチャーリー。
居場所なんかないはずだった、

あの日彼女が "飛ぶ" までは。

ほろ苦い恋と
初めての種類の友情
優柔不断な自分と
痛みを伴う共通点
その色を塗り替えても拭えない、記憶。

ずっとどこか危なっかしくて
落ち着かない気持ちが続くんですけど
眩しさが上回る青春の数ページでした。


って書いて
ふと
設定は若い子向けでも
ラストの展開に思うものは
リアタイ世代と大人とで

ラストシーンの後の彼らに
どうあってほしいと望むか


大きく分かれるかもなと。
”ずっと”ってやつを
どれぐらい信じたいかによりますね、きっと。
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