"若い子に刺さる” って
時として
成熟したらもう刺さらない、の
遠回しな言い換えだったりしますが
今作はとてもいい意味で
若い子に刺さる気がします。
高校生活初日から最終日までを
1日ずつカウントダウンで数えるチャーリー。
居場所なんかないはずだった、
あの日彼女が "飛ぶ" までは。
ほろ苦い恋と
初めての種類の友情
優柔不断な自分と
痛みを伴う共通点
その色を塗り替えても拭えない、記憶。
ずっとどこか危なっかしくて
落ち着かない気持ちが続くんですけど
眩しさが上回る青春の数ページでした。
って書いて
ふと
設定は若い子向けでも
ラストの展開に思うものは
リアタイ世代と大人とで
ラストシーンの後の彼らに
どうあってほしいと望むか
が
大きく分かれるかもなと。
”ずっと”ってやつを
どれぐらい信じたいかによりますね、きっと。