スクールカースト最下層の少年がはみ出し者の仲間達とかけがえのない友情を築き、成長していく青春ドラマ。日本では「桐島」が引き合いに出されることが多いですが、どちらもルーザーがリア充になる物語ではないところが好きです。
壁際で独りぼっちの主人公が、踊る二人を見つめて“この素敵な人達に認められたい”って胸焦がれるのが、苦しい程にリアル。ボウイの“Heroes”をBGMにトンネルをひた走る三人組もとても眩しくて、あの頃の無敵感ってほんと何だったんだろう。
80年代UKロックやカセットテープに手作りラベル等、全編にわたってノスタルジーを刺激する甘酸っぱさが散りばめられています。
エマ・ワトソンの知名度は言うまでもありませんが、私の購読しているファッション誌最新号のNEXTイケメン特集みたいな頁で、ローガン・ラーマンとエズラ・ミラーが紹介されていてにっこり。主役三人の瑞々しさが素晴らしかったです。
