こういう作品に出会うと、「映画が好きでよかったな」って感じる。
大好きなMARVEL作品や、ディズニー・ピクサー作品、話題になった「カメ止め」等々の作品は、映画がそう好きではなくても、観る機会はきっとあったと思う。
でも、「ウォールフラワー」のような作品は、たぶんだけど、映画好きな自分じゃなかったら、出逢うことはなかったのかもしれないかなと感じる。
最近では「ウインドリバー」「レディバード」「メッセージ」
ちょっと前なら「エレファント」なんかも、きっとそう。
テーマはほのぼのだったり重苦しかったりする。
でも、こういう作品に出会えると、幸せな気分になる。
日本とはまるで違う、海外の高校生活。
カーステレオから流れてくるボウイ。
懐かしいカセットテープ。
そんなに抑揚なんてないストーリー。
でも、映画によって。僕らはそこに入ることができる。
酒もクスリもセックスもあれば、性嗜好、虐待など、アメリカの毒を並べながらも何故か無垢を感じる。
めったくそなイノセントが魅力。
確かに、空気感なんかは「ワンダー」と通ずるものがあるね。
舞台は高校と小学校の違いはあれど。
チョボスキーさん追っかけますよ!
そして、エズラ・ミラーという役者を初めて好きになった。
とても難しい役柄。
場面毎の表情がなんて自然なんだ。
こんな人物は中々現実にはいないだろうが、それでも説得力を彼の演技が作り出す。
アントマン前のポールラッドに出会えたのもいい驚きだった。
主人公に良い影響を与える好感のもてる役だった。
また何度も観るだろうな。
きっとね。
そう。
誰もがヒーローになれる。
でも、孤独じゃダメなんだ。
HeroではなくHeros。