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ウォールフラワーのぉゅのレビュー・感想・評価

ウォールフラワー(2012年製作の映画)
4.2
2020年 鑑賞
監督・脚本のスティーブン・チョボスキー先生の同名小説が原作。
ウォールフラワーってなんだ?壁の花... 壁に描かれた花の絵?インスタ映え(もう死語?)? どうやら私と一緒で、壁側に飾られた花のように、息を潜めて、目立たないようにしている意味だそう。
そんな目立たず、いじめられないように、気持ち悪いがられないようにしている、小説家志望の少年。そんな彼にも友達が出来、自分の見る世界が一変する!も束の間... せっかく出来た友達が自殺... 幻覚も見つようになり... また塞ぎ込むように...

辛くも、少し希望を持っていた高校生活が始まり、アメフトをきっかけに友達が出来、やがて初恋相手が出来る。わかる、わかる。
初恋相手に振り抜いて欲しくて、彼女の好きそうなモノを贈ったり、相手にバレバレ... わかる、分かるよ。
で、彼女が苦手な勉強を見てあげて、そのお礼にファーストキスが彼女... 私にはわからない... なんせそんな経験はない!チャーリーよりも底辺の高校生活を過ごしたからねぇ...
でも彼女には、別の好きな人がいて、自分の想いは叶わない訳で、違う誰かと付き合い、好きじゃないから、どんどん相手の嫌な所ばかりが見え、そのうち自分がその関係を潰してしまう... 憧れのあの娘の写真を見つめるだけで幸せだった。で、そのうちトラウマからか、あの幻覚が...
終盤のトンネルのシーンでの、主人公・チャーリーのナレーションに、自然と涙が溢れた。「ゲイ野郎!」と言われた親友を罵られた所を助けたのがチャーリー(劇中はひ弱な感じだった)だったり、終始チャーリーを精神的に支える国語の先生が好きだったりと、なんか胸に突き刺さる、いい青春作品だった。

言われてみたい、「憧れの私じゃなくて、現実の私を見て!」って...


940(20-67)



’21.4.22 (木) 21-136-5
サブスクリプションの某動画配信サービスにて

「ワンダー 君は太陽」等のスティーブン・チョボスキー監督・原作・脚本の青春作品。

チャーリー(ローガン・ラーマンさん)は小説家希望の高校一年生。彼は、気がつけばいつも壁際にいる「ウォールフラワー」。唯一の親友は高校進学前に自殺をし、誰も友達がいない。日記帳を見知らぬ「トモダチ」にみたてて手紙を書く毎日。そんな彼も高校入学後、一目惚れしたきれいな女の子サム(エマ・ワトソンさん)とその兄パトリック(エズラ・ミラーさん)と知り合い、仲間に入れてもらうことになった。チャーリーという一人の高校生が仲間との友情や家族の愛情を得ることによって、自分の人生を切り拓いていく姿を描いた作品。

ー 私がこの作品に魅了されている理由とは? ー
好きなシーン その1:主人公チャーリーに感情移入をし、更に応援してしまう!
スクールカースト故の目立たず行動。それこそが、ウォールフラワー。今やスクールカーストが低年齢化。今の子どもは小学生の低学年からこれを味わってしまうらしい...怖っ!
チャーリーの国語(日本では英語)のアンダーソン先生(ポール・ラッドさん)は、いつ観てもいいっ!
運命の出会いのアメフトの試合。親友パトリック、一目惚れ相手サム。プロム。大好きな曲で踊るサムを目で追っていたチャーリーだったが... あのパーティでの、チャーリーの過去のトラウマの独白... 「人が僕に気づくなんて」「こんないい奴がいたなんて」「はみだし者の島へ ようこそ」が、いいっ!最高、至高の域!涙ぐんじまう。
図書館での勉強、ロッキーホラーショー、サムの再試験の手伝い、クリスマスプレゼントの服、セクシーな英国紳士、「あなたの初めてのキスは あなたを愛してる人とでないと いい?」「愛しているわ」
メアリー・エリザベス(メイ・ホイットマン
さん)との初デート、でもチャーリーの心は...
チャーリーの真実か挑戦... 自らサムやパトリックと離れる行動を... だが、食堂にて...
最大の涙ポイントが、「人の人生を優先して 愛と呼ぶなんて おかしい 私は憧れの対象じゃイヤ 本当の私を好きになってほしい」

好きなシーン その2:トンネルの夜。
冒頭の流れていくシーンから心を掴まれる!パトリックやサムとの音楽の会話、パーティ後の1回目のトンネルタイム。サムに見惚れる、無限を感じる。
そして、チャーリーのトラウマは、友の自殺だけではなかった... それを癒したパトリックとサムとチャーリーの吐露。トンネルタイム、「過去は変わらないが、未来は変えられる。」それを体現したようなトンネルの夜。トンネルは、現在進行形なんだ。ヒーローにだってなれる。1日だけなら!だから、ハマってしまったのかも!

メガネは守ってくれるらしいので、久しぶりにかけるとしよう!

940改
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