麩

マジック・マイクの麩のネタバレレビュー・内容・結末

マジック・マイク(2012年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

チャニングテイタムのワイルドでセクシーなダンスがたまらなかった!
バーレスクが大好きで、似た感じかな(もうちょっとB級かな)くらいの気持ちで観たけど、あまり近い感じではなくて、
ショーのシーンのチャニングテイタムとマシューマコノヒーの存在感がすごい、という感じだった。

私はあのお店通いたい!てくらいあのショーがすごく好きだったので、あのショーのシーンだけで満足でしたが、話はほんと未消化のまま終わる。えっ本当にこれで終わり?と思って、エンドロールの後に何かあるのかと思いましたが、無くて不完全燃焼。

親友が長い時間をかけて、夢のために貯めてきたお金を使わせたくせに
「くだらない家具のために貯めてたのに…」や、
あまりに酷い扱いに、涙ながらに店を去る主人公に対して「とうとう俺が主役だぜ」と抜かすアダム、店を支えてきた主人公を簡単に裏切って捨てるダラスに対してはなんの落とし所もなく終わり、
姉も姉で「あなたは嘘つきの30歳のストリッパー」などと激しく罵倒したわりに、弟の借金を肩代わりしてもらったとわかったら良い雰囲気になったり…
最後まで溜まりに溜まったモヤモヤは全く解消されずふわっと終わる。
主人公がいたたまれなすぎる。

でも、現実ってこんなものなんだよね〜
要領が良いやつ、罪悪感を感じないバカ、声がデカくて図々しい奴が得をする世の中。
嘘のない終わりかたとも言える。

続きがあるみたいだけど、これらの小クズ達に対する落とし所がきちんとしてるのかな〜

でも、きっとチャニングテイタムのダンスシーンのためにまた借りて観ると思う、、
そのくらいかっこよかった、、
麩