ShinMakita

人魚伝説のShinMakitaのレビュー・感想・評価

人魚伝説(1984年製作の映画)
2.9
☆mixi過去レビュー転載計画(TSUTAYAレンタル編)

…暇つぶしに借りたのに忘れがたい作品たち。




2015年6月7日レンタルした時の日記↓


三重・波摩町。
アワビ漁に精を出す啓介・みぎわの若夫婦は、互いに罵り言葉を投げながらも、絆深く愛し合っていた。ある夜、夜釣りにでた啓介は、海上で釣り人が爆殺される現場を目撃してしまった。陸に上がり騒ぐ啓介だったが、村人たちは全く事件を知らない様子だ。その上、酒好きの啓介が飲んで夢でも見たのだろうと相手にしてくれない。発憤した啓介は、みぎわを伴い、爆破現場まで船をだす。何か証拠を見つけようと、海女であるみぎわを潜らせてみるが、その間、船で待つ啓介も何者かに殺害されてしまう。みぎわも殺されかかるも何とか脱出し、巡査を見つけて事情を説明しようとする。が、巡査はみぎわが啓介を殺したのではと疑い逮捕しようとつかみかかってきた。みぎわは逃げ出し、啓介の親友・祥平を頼る。彼が連れて行ってくれた先は、祥平の行きつけであるスナックだった。そこの寮に居候することになるみぎわ。彼女は夫の死の真相を探ろうと決意する。

みぎわを送り帰宅した祥平は、父から驚愕の事実を聞かされる。父は地元の土建屋で、近畿電力が原発を波摩町に建てる手伝いをすることになったらしい。近畿電力は原発に社運をかけており、すでに反対派の男を爆殺しているというのだ。そして父は、ビジネスに一枚噛む条件として、爆殺目撃者の啓介を妻もろとも始末する契約になったという……みぎわに好意を抱いていた祥平は、啓介の死に自分の親父が絡んでいることをつい話してしまった。みぎわは、夫の復讐を果たすべく行動を起こすのだが………


「人魚伝説」



自殺した池田敏春監督の代表作。白都真理のエロスとバイオレンスが最大のみどころ。以前レンタルした「女体銃」の監督は、この作品に多大な影響を受けたと公言してますので、レンタルしてみました。

………いやあ

凄いです。

どう凄いかは、観ればわかります。できれば予告編なども見ないまま、借りてみてくださいな。


「原子力戦争」以上に、電力会社が悪として描かれています。〈キチガイ〉というのも重要なワードとして登場するので、まあテレビで観るのは不可能でしょうなぁ
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