このレビューはネタバレを含みます
「ステア・ケース」のNetflixドキュメンタリーでもこの取引で釈放されていた。でもあちらは被告の発言があちこちおかしくて、無罪だから検察がそれで良しとしたとは思えなかった。
でもこの3人のケースはDNA鑑定が出ても検察や警察は保身のために3人を犯人に仕立て上げたままだった。遺族すら3人の無実を確信したと言うのに。
人間が自身や組織の権威に固執する生き物であるなら司法制度がまともに働くことはないことになる。
いま、袴田さんの再審をしている。
冤罪は真犯人を野放しにするという意味でも罪深い。
大体の場合、政治的、組織的に不都合な人物が真犯人だった時になすりつけの冤罪や未解決が起きるようだけれど。
本作の事件はそうではなさそう。