RIO

ビル・カニンガム&ニューヨークのRIOのレビュー・感想・評価

3.5
帽子作りから
カメラマンになったビル・カニンガム
メモを取るように撮る

ストリートに出て街いく人の
姿だけでシャッターを切る

波打ち際に立ち波を見てるような
戦場に立ち隊の動きを見るような
俯瞰しているみたい

びっくりすることではないけど
やっぱり普通の人ではない
夢みたいな人生
見てると刺激を受けるって感じ
質素で上品なんだなぁ

映画もTVも見ない
偏らずにまずはコレクション
次はストリート
そしてパーティーを撮る
見たものを伝える
その千里眼の持ち主は
ファッションは鎧だと言ってた
力強かった

芸術文化賞の授賞式でも
カメラで撮りまくるビルに
自分の式なのにぃと
たまらず声をかけられる
仕事じゃなくて嬉しんだって
笑ってました
彼自身は賞に相応しくない人間だ
と思っている だから相応しい
とは最高の賛辞です

見ているとなんか
微笑ましい気分になる

風車に飛び込むドン・キホーテ
の話をしていた

近道なんかあるもんか

—— 美
求めればついに見いだす
RIO

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