ビル・カニンガム&ニューヨークの作品情報・感想・評価・動画配信

「ビル・カニンガム&ニューヨーク」に投稿された感想・評価

あ

あの感想・評価

4.5
編集しているところが面白かった。ビルの話だけじゃなくてインタビューされる人の個性も一緒に伝えてるところも良かった。こういう人たちがニューヨーク を作っているんだなという感じ。
ビルの人柄やそれ故の環境を飾ることなく伝えてくれている。
突き刺さる、けれど励まされる言葉が沢山あった。ファッション業界で働いてるうえでの悩みを、ビルも感じていて、それでもファッションは鎧なんだと文明なんだと言ってくれた。
ずっと好きなことだけをしてきた人。80歳を過ぎても子どもみたいに上機嫌に笑うけどさ。いるもの以外は全部「いらない」ってきっぱり言える人なのだ。NY行きたい。
青い業務用ジャケット(まさにブルーカラーが着る20ドルのやつ)を羽織って、チャリでニューヨーク中を駆け巡り、これぞと思った服装をした人を撮る。それはセレブであろうが一般人であろうがファッショナブルであれば問題ない。彼は金持ちに何ぞ興味がないのだ。
彼の名はビルカニンガム。御歳なんと84歳。アマチュアのカメラマンでニューヨークタイムスのファッションコラムを持っている。彼のストイックさは尋常じゃなく、家は簡素で食べものも安いファストフードに99セントのコーヒー、雨の日も風の日もボロボロになったつぎはぎのポンチョを着てファッショナブルなニューヨーカーのスナップを撮影する。
そのストイックな精神でスナップは50年以上続けられてきた。しかし彼の正体や家族、バックグラウンドやストイックさの秘訣などは今まで謎だった。それを紐解いていくというスタイルのドキュメンタリー。


彼はカーネギー・ホールの階上にある古いスタジオに住んでいる。古くからコンサートホールとして知られマンハッタンのランドマークであり、芸術家たちの巣窟であった。しかし改装工事によりビルを含め住人達は立ち退きを命じられている。ビルが住むスタジオにはキャビネットが所狭しと並べてあり、その中には何十年分というストリートスナップの歴史がすべて捨てずにとってある。パソコンのデータに変えたらミニSD一枚、それも5ギガ位で収まるだろうが彼はあくまでアナログにこだわる。カメラもデジタルではなく未だに手巻きのフィルムカメラだ。
ストイックでアナログ派というと頑固で気難しいじじいというイメージだが、彼は非常に気さくで、よくジョークを飛ばす。それに幸せそうなくしゃくしゃな笑顔でニューヨークタイムスの若手社員をディスりまくる。
彼の活力の源は一体何か。
おそらく子供と同じで新発見の毎日なのだろう。人々は日々新たなファッションに挑戦し町へ繰り出す。もちろんそうでないコピーのような面白みのないファッションがほとんであるが、ごく一部オリジナルのそれもずば抜けたファッショナブルな人間がいる。その埋もれた花を探し出しスナップすることこそが彼が仕事を愛するもっともな理由であり、84歳でチャリをガンガンに漕ぐことができる理由である。それも燃料は99セントのコーヒーだけ。
プラダを着た悪魔でおなじみ、ファッション誌ヴォーグのアメリカ版鬼編集長アナ・ウィンターは、まだ若いころからビルに写真を撮ってもらっており、「ビルのために毎日、服を着るのよ」とまで言う。ここで19歳の頃の写真が映し出されるのだがアナは19歳からずっとボブなのね....。つうか今63歳ってまったく見えんな





「ファッションは、生き抜くための鎧だ。手放せば、文明を捨てたも同然だ」
これはビルの言葉であるが的を射ていると思う。ファッションはいつだってその時代のカルチャーを反映させてきた。ベトナム戦争時代のミリタリージャケットにラブアンドピースをあしらったり、戦後無駄が許された50年代にはエッジの利いたフォルムのワンピースが流行ったりとたかがファッションされどファッションだ。今自分は鎧を着て戦っているか?と思い返せば一概にうなずくことはできない。恥ずかしながらパーソナリティのないスタイルだ。しかし最近の原宿系であったりゴスロリもまた良いとは言えないだろう。ファッションにおいても中庸の妙は存在するであろうから。



感想。
なんだか観ていて途中からビルが神様かなんかに見えてきた。あくまで彼の前では誰もがフェア。金をかけたセレブが私を撮ってと言ってもそれがビルのアンテナに反応しなければ無視するだけ。逆に労働者やマイノリティであってもその着こなしが優れたものであればビルのフィルムに収まるのは間違いない。実際インタビューで信仰についての質問について彼は今までのテンポと打って変わって押し黙ってしまう。ホントに彼は神様なのかも。
信仰に関してはここでは詳しく述べていないので何とも言えないが、戦争の経験や、女性に今まで一度も興味を持ったことがないことやいつも一人ということからみて、彼の支えは神。神の存在が彼をファッションに夢中にさせる余裕を生み出す。



ファッションから学ぶ事はファッションの中に限らず、ライフスタイルであったり、生きる活力にリンクするということ。また報道のあるべき姿であったり、ムダをしない事に関しても、彼からとても学ぶ事が多かった
二時間ほどのドキュメンタリーで落ちも感動もないが、そのまっすぐな姿勢に感動する。長さを全く感じさせない道徳的作品。
Kota

Kotaの感想・評価

3.5
“最高のファッションショーはいつもストリートにある。”

NYタイムズの伝説のフォトグラファービル・カニンガムに密着したドキュメンタリー。知る人ぞ知る天才も実は子供みたいに好きなことを追いかけて、無邪気に笑う一人のおじいちゃんだった。

大手の出版社からお金も貰わず、恋をする時間などなく、小さなアパートでフィルムのネガに囲まれて過ごす人生。これが本当の天才なんだよなって思うほどには言動の一つ一つがヤバイ。パリでカトリーヌ・ドヌーヴを見ても「無料で衣装を着させられている人に興味はない」と一蹴。フランス最高峰の勲章を貰っても「私は仕事などしていない。好きな事をしているだけだ」と、その何気なに言葉の節々からプロ意識が垣間見える。

何歳になってもロードバイクてマンハッタンを駆け巡って、好きなことに打ち込み、夢に生きている人って本当にカッコいいな。
okoooy

okoooyの感想・評価

5.0
ブレない軸を持っていて、オシャレを心から楽しんでるので、こちらもワクワクしてしまう。
こんな素敵にかっこよく歳を重ねられる
おばあちゃんになりたい。
yz

yzの感想・評価

4.7
VOGUEでみたことのあるおじさんってだけで観たけど、これ観てビルみたいな生き方したいって心から思った
いい人の周りにはいい人が集まるんだなー
ヒメ

ヒメの感想・評価

4.2
いいなぁ、ビルさんの笑顔
私もビルさんくらい歳を取った時、
笑いジワがたくさんある
おばあちゃんでいたい。

50年間クラシックな自転車で
雨の日も雪の日もニューヨーク中を走り
人々の姿を収め続けた
世界的なファッショ写真家
ビル・カニンガムさんのドキュメンタリー

自分は質素が好きで着飾るのは苦手
と言うビルさんファッションセンスは
撮った写真を見ればわかるけど
とにかくお洒落。ファッションや
仕事、生き方に対する
考えや視点が好きです。
もし写真集があるなら欲しい…

「幸せを感じられること」が大事って
思わせてくれる映画でした。
また観よう♡

フォロワーさんのレビュー見て
鑑賞したのはなんと偶然にも6月25日
ビルさんの命日でした。_ _))ᵗʱᵃᵑᵏᵧₒᵤ
aileen

aileenの感想・評価

4.0
素敵すぎるドキュメンタリー映画。ファッションや写真が好きな人はきっと気にいる映画かと。ファッションが好きで好きでたまらなく、80歳を超えても好きなことにこだわり、突き進むそのパワーがすごすぎる!チャーミングな愛すべき青いおじいちゃん。奇しくも、このレビューを書いている6/25はビルの命日だった…
Ashtoash

Ashtoashの感想・評価

4.0
ずっと観ていられる。
こんな歳の重ね方が出来れば、幸せな最期を迎えられそうな気がする。
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