壁に掛けてあった「ゲルニカ」
この一枚に込められた思い
やっぱりドゥニ監督が好きです
ほんと迷いなく撃ちまくる青年
フェミニストに意義ありって
その思い詰めたその目が死んでる
強烈なリアリズム
銃声音が骨に軋んでくる
終始ビクビクする
逆さまに学校の廊下のライトを
這っていくカットはぐわんぐわん来た
事件後のヴァレリーの立ち上がった姿に救われる
憤りと哀しみに差し込む陽の光
ドゥニ・ヴィルヌーヴは命の撮り方が
美しいです
今の自分には超えられないものがある
なのでスコアつけられない
色々言いたいけどひと言だけ
女に生まれていたら必ず権利を誰よりも
主張するのは君だ…と言いたい
嵐に吹き閉ざされた途上でも
光の旅人らは来る
また美しい獣らも我らの家を棲家とした