鯖ピザ

エンド・オブ・ウォッチの鯖ピザのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)
4.3
ジェイク・ギレンホール目当てで鑑賞。

ロス市警に勤める白人警官テイラーとメキシコ系警官のザヴァラ。もっとも危険な地域を巡回パトロールする二人の異常な日常とは…。

まず警察官の皆さん本当にお疲れ様です。
アメリカの危険な地域で働く警察官のリアルってこんな感じなんかなって思わせてくれる映画。黒人系やメキシコ系のギャングが縄張り争いを繰り広げる地区、働く警官も白人黒人ヒスパニックアジア系と多様。巡回中は軽口を叩きながらも通報が入ればすぐに駆けつけ、暴行発砲は当たり前。時には目を覆いたくなるような悲惨な現場に遭遇するが、家に帰れば愛する家族や友人との日常が待っている。
軍人もそうやと思うけど、過酷で悲惨な世界と愛する人たちとの日常を行ったり来たりするストレス半端ないやろうな。精神的にも肉体的にも。
本当にいつもお仕事お疲れ様です。

ロス市警の日常をカメラでこっそり記録するぜっていう、テイラーのハンドカメラ映像とか隠し撮りを基本にしてるのが臨場感があって良き。全部そうってわけじゃなくて、映画としてのカメラもあるのもわかりやすい。最後のFPS視点混じるとこ最高でした。

オープニングの語りとカーチェイスから「あ、この映画すきやわ」ってなったし、登場人物は全員演技自然すぎるし、最後の二人の馬鹿話もグッと来た。
フランク・グリロ巡査部長の昔話シーンかなりよかった。まだ自分で納得できてないものが酔ってポロッと出てきた感が伝わるいい演技やった。
そしてジェイク・ギレンホールはスキンヘッドでもかっこ良すぎ。プラス0.2。
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