ROY

赤い航路のROYのレビュー・感想・評価

赤い航路(1992年製作の映画)
3.8
今年1本目

倒錯の向こうに官能が存在する

作家と名乗るアメリカ人の男が、フランス人妻との倒錯した愛をイギリス人の男に語り聞かせる話。

愛憎と愛欲の秘奥

愛憎相半ば、愛欲に溺れる。

『愛人/ラマン』より叙情的、『氷の微笑』より衝撃的、愛の天国と地獄。

Vangelisの音楽

血を舐める、テレビ画面に放尿、胸にたらした牛乳を舐める、豚の交尾、回転ブランコ

愛とクロワッサンを栄養に

設定は大みそかから新年を迎えるまで

Sexual bankruptcy

■STORY
豪華客船でナイジェリアへ旅する真面目なイギリス人ナイジェルとその妻のフィオナは、車椅子のアメリカ人作家オスカーとその妻ミミと知り合う。ナイジェルはオスカーから、彼と妻ミミとのロマンチックな出会いなど、2人のそれまでの話を聞くようになる。そして話は徐々にミミとの過激なセックスにまで進展…。内容に嫌悪感を抱きながらも、他人の性生活への好奇心から、官能とエロスの世界に巻き込まれて行くナイジェル…。

■NOTES
原作はパスカル・ブリュックネールによる小説『Lunes de fiel 』。男と女の極限下のエロティシズムを描いた文芸大作。

■THOUGHTS
オスカーがジタン吸ってた

結婚したくなくなるよ

後半からポランスキー色が強くなる

本作は船上でのオスカーの回想録が中心。『水の中のナイフ』も船上だった。旅の途中というのが重要なのかな。

船と飛行機とホテルの窓より

「My Cherie Amour」が流れた

危険な女たち

最後らへん好きよ
ROY

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