mimicot

赤い航路のmimicotのレビュー・感想・評価

赤い航路(1992年製作の映画)
3.7
愛と憎しみは表裏一体だった。

ものすごーく面倒くさい男女関係が描かれていて、嫌な気持ちになるのに最後まで興味津々惹き込ませるなんて、流石ロマン・ポランスキー監督です。

舞台はイスタンブール行きの豪華クルーザー🛳海が見れて幸せ〜♪と思っていたら、、、
小説家から語られる妻との変態愛の日々。うぅっ..壮絶。

あんなにゾッコンだったのに...
もぅドS大合戦 笑

グラマラスなボディに官能的な眼差しが魅力のエマニュエル・セニエの毒のある演技が好き。妻にあんな演技をさせるなんて、きっとこれは監督の嗜好がぎゅっと詰まった作品。

欲望の虜へと翻弄されてゆく、若いヒュー・グラントの軽薄な感じも良くて。ハマり役。

「あなたなしでは生きていけないの」
人間が持つ秘められた欲望を見ちゃった。
mimicot

mimicot