mira

スノーピアサーのmiraのネタバレレビュー・内容・結末

スノーピアサー(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ディストピアSFというより、神話や寓話などといったファンタジー映画だったと思う。
列車という前か後ろに進むしかない選択に、うまく作品のテーマと当てはめられていた。轟音を出しながらグイグイと進む列車、ドラム缶を繋げ勢い良く走るカーティスや運動神経抜群の男(名前忘れた)、松明を持って逆境を乗り切る際のパワーといいこの映画の運動量は凄まじい。
作品イメージは昨年の『エリジウム』に似ているし、今年の『オンリー・ゴッド』っぽくもあるかななんて思った。『ソイレント・グリーン』や『カレ・ブラン』のあれっぽかったり、残酷描写を直接表現しない無機質な感じはこのあたりかなーという感じ。
ポンジュノがこのような映画撮ったのは不思議だったが、この列車(世界)から飛びだし新たな地で映画を作りたかったのではないだろうか。自作が大変気になりますね。面白かったです。
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