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上映館(2館)

「スノーピアサー」に投稿された感想・評価

NOCKY

NOCKYの感想・評価

3.0
Snowpiercer
スノーピアサー

2013年
アメリカ・フランス・韓国
監督:ポン・ジュノ
出演:クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、コ・アソン、ティルダ・スウィントン
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ドラマが配信されるとの事で少し前に鑑賞!
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地球温暖化対策の為に散布された薬品が氷河期を招いてしまうという…残された人類は列車型のノアの方舟で生き延びている…
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富裕層が支配するこの列車に奴隷のような生活を強いられる貧困層が反乱をを起こすストーリー。
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列車がとにかく長く食べ物を製造する工場や水をろ過するセクション、植物園や巨大水槽、寿司屋もあったりと何百両もあるように見えて意外とあっさり先頭付近に到達…
この辺はドラマ版で膨らませもらうとしましょう!
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サムネイルに出てるクリス・エヴァンスが
どうしてもジェイソン・ステイサムに見える件…作品観るまでそう思ってましたw
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ポン・ジュノ監督による列車ものサスペンス。

狭い列車の中に資本主義がぎゅっと詰まったお題目が興味深い。

温暖化を防ぐ為に開発されたCW-7。

しかしこの薬は失敗に終わり、世界は北極のように凍ってしまい、人類はスノーピアサーと呼ばれる列車の中で暮らしていた。

スノーピアサーの中は、格差社会が出来ていて、先頭車両は富裕層、最後尾は貧困層が暮らしている状況。

そんな中、最後尾に暮らすカーティスは、反乱を起こすべく、立ち上がる…

お題目や設定、キャラはとっても興味が持てる内容でそそられる。

列車の中に資本主義を詰め込むという設定はお見事だし、なんせソン・ガンホの芝居が際立っている。

個人的に列車が雪の塊に突っ込むところと、富裕層に近づく過程で、呑気に過ごしている人達が描かれていくところが好き。

しかし脚本自体は若干粗いというか、いまいち感情移入がしづらい内容ではあった。
めちゃめちゃ大雑把な設定やけど、なんか乗せられて観ちゃったな。

異常気象によって凍りついた世界。氷河期を乗り切るために、生き残った人を列車に詰め込んで大陸をグルグルグルグル回り続けるっていう。絶対他にマシな方法あったやろって。
鉄オタが世界の覇権を握ったらこんなことになるんやな。気をつけな。


設定もクレイジーやし、演出もところどころクレイジー。


斧とか工具でボコボコに殺しあってるタイミングで、新年迎えたからって急にハッピーニューイヤー祝い出すシーンとかマジでクレイジーやった。ちょいちょいボケてくるポン・ジュノ監督。



これ列車の造り的に、子どもは毎日サウナ通り抜けて学校かよってんのかな?服、汗でグショグショのまま授業受けるの嫌やねんけど。

サウナ通らな寿司屋行かれへん不親切設計の列車とか傍目にはおもろいけど。実際に住むってなったら設計したヤツ百叩きにしたくなるやろな。


全体的に人をイラつかせたり不快にさせたり、不安や緊張を煽るの上手い映画やな、って思いました。
うわー

うわーの感想・評価

3.1
車両変わるとステージが変わるってのがゲームぽくていいですね。ボーナスステージもあります。寿司を頂けます。
パラサイトの妹もそうでしたがこの監督、ややぶちゃいくな女の子をまあ可愛く撮るなあ。。。と思ったらもともと可愛い女の子をわざとぶちゃいくに撮ってんだなあ。。。騙されるとこでした。ティルダ・スウィントンはへんちくりんに加工しすぎ!!
設定も良かった。
繋がりもよかった。
アクションもそこそこよかった。

でも、後半以降の尻すぼみ感は半端ない。

あと、線路の摩耗とか細かいこと気になりだしたらキリがなくなる😂
でもまあ、なんかスッキリしたから観てよかったです。
あおい

あおいの感想・評価

3.0
先頭に行け。人類の先頭に立つために…

一躍有名になったポン・ジュノ監督のSFアクション。ソン・ガンホやクリス・エヴァンスなどが大活躍。

漠然と雪山のイメージでしたが、またもやテーマは格差。今作では格差をハリウッドでよくある形で描いた非現実的なストーリー。対して、「パラサイト」は舞台を韓国に移しての、現実的な格差を描いたストーリー。

ポン・ジュノは格差を描くのが好きですね。そういう意味では、「パラサイト」彼にとっては本当に作りたかった映画なのかなと感じた。
住んでいる人さえも亡命を図る人が多く、自分の国に誇りがない国・韓国。

北方には爆弾を抱えながら、裏では切っては切れぬ関係であろう事実。圧倒的自殺件数の多さや、超学歴社会。そんな中で、人より少しでも上に立とうとし、下とみなせば、容赦ない差別を繰り返す。弱者は徹底的に潰すという集団心理。ハリボテの発展と、歯止めが効かず、世界で最も進んでいる高齢化。

虚偽と虚栄で塗り固められた国で、ポン・ジュノは映画という媒体でそれを訴えようとしているのか。もうすでにその国に毒されているのか、裏切っているのか。本当に闇の深い国です。

映画としては設定も面白く、スピード感もあって、ラストのなんとも言えない余韻も相まって悪くはなかったです( ^ω^ )
車内のキャラクターが個性的で、歯抜けババァやサイコパス女教師など、変な敵が笑けました。

◎ストーリー
人類の横暴により、世界は雪に覆われる。
そんな地球で暮らすため、世界を一年かけて周回する列車の中で、人類は生きながらえていた。
しかし、車内では徹底的な階級社会が敷かれ、最後尾に住む人は奴隷同然の扱い。
そんな最後尾で、腰眈々と反乱の機会を伺う男・カーティスがいた。彼は有志を募って、先頭車両にいる統治者を討つため、立ち上がる…
列車が世界の縮図という分かりやすい設定で、うーんそこからイマイチ何がいいたいのか理解しきれずすみませんでした。という感じ。
火星

火星の感想・評価

4.5
『パラサイト』のアカデミー賞受賞以降の『スノーピアサー』再評価路線、俺は嬉しいね。公開以来まだまだ評価は低いが伸び代があるぞ!
ポン・ジュノ監督がいかに社会問題について考えてきたかがよく分かる傑作だと思うんだ。俺は。
要するに、あの列車の中に世界の縮図を表現したかったわけでしょ。ちょっと思い出すだけで環境問題・戦争・貧困・教育・利己的な首長・持続可能性な社会なんかについて想起させられたね。そういえば、もはや本来の意味を為してないアニバーサリーなんかもちょっと皮肉ってるような印象も受けたかな。俺の想像力が豊か過ぎるだけか?まあ思い出せないだけでまだまだあると思います。

世界中で起きてる問題をちょっとずつ掻い摘んで、伝わるか伝わらないか微妙なニュアンスで小出しにしていくスタイル、ポン・ジュノ監督天才だと思ったよ。

そして何より、この映画で1番悍ましかったのは「子供は下層から安定的に供給される」というその世界のトップの発言だよね。上流から中間層までを豊かにする為に、下層の人間を単なる労働力としか考えずに酷使する。
国や資本のトップがそんなことを考え続けてたら世界は終わりに向かうだけ。監督が伝えたかったのはそういうことなんじゃないかと思うな。凄い。

この映画はやっぱりどこまでも“現実”ですよ。
ポンジュノandソンガンホのパラサイトコンビ、、多いんですね〜

途中まで残念なイケメンて感じの映画やな〜おもてたけど、なんか最後らへんなるとちょいちょい展開あってまあまあよかたかな!て感じでした

設定は面白いけど、各車両で用途違いすぎて、車両間の移動とかどないしてんねやろておもたね、、

ただ社会の縮図を表してるんであれば、それはまあメッセージ性の強い映画なんやなて思える程自分が大人ではなかったです、、
KUBO

KUBOの感想・評価

3.6
Netflix のドラマ版を見る前に、ポン・ジュノの劇場版を公開時以来の鑑賞。

実はかつて公開時に見た時は、あまりおもしろいとは思わなかった。一番感じたのは、

周りは雪だらけだが線路の除雪はどうしてるんだ?とか、

何年も走り続けるって、燃料はどうしてるんだ?とか、

設定に「リアリティねえな〜」というくだらない感想。

7年前の私は鑑賞力、低かったなぁ。

今、見返してみると、これは列車自体を社会のカーストに喩えた大胆なメタファーだから、これはこれでいいんだな。

ポン・ジュノは『パラサイト』で今の階級社会を描いたと言って注目されたが、本作もアクション映画の程を取りながら、テーマはがっつり階級社会。

「身の程を知れ、わきまえろ!」などと叫ぶ列車の総理大臣を見ていると、三原じゅん子を思い出しちゃうけど、今の日本は既にそういう優越感を持った方々に支配されてるんだってのを感じて恐ろしい。

キャプテンはやはりキャプテンだが、本作ではクリス・エヴァンスとソン・ガンホががっぷり四つ! 双方譲らぬ熱演でかなりの最強タッグ!

ただ終盤の展開がやや冗長で、もう少しスパっと終われたら、もっと良かったかな。

ポン・ジュノの『パラサイト』へと続く作品の1つとして再評価されるべき映画だと思う。




【ちょっとネタバレ】

プロテインブロックの原料を見て驚くシーンがあるが、『ソイレント・グリーン』ほどじゃあないが、あれはビビるよね。ただタイなんかじゃ普通に食べられているみたいだし、貴重なタンパク源として昆虫食はマジで注目されているらしい。私は絶対嫌だけどね(^^)
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