クリストフォルー

セッションズのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

セッションズ(2012年製作の映画)
4.0
本作が、ポリオによる全身麻痺という障害を抱えながら、ジャーナリスト、詩人として活動した実在の人物の体験記事を映画化したものだというのにも驚いたが、喜劇的に描き出されたその内容は、特に男子には、障害など関係なしに身につまされるものだ。
しかし、さすがアメリカ。80年代にすでに、専門知識とサポート体制の整った、医療行為としての(障害者の)セックス・サロゲートがあったのですね。日本じゃ、いつまでたってもボランティアやデリヘル頼みなのにね。いまや、普通の男子にだってセックス・サロゲートが要りそうな状況なのに・・・。

誰にだって“愛の行為”は必要で、傷つくことも含めて人生を豊かにするんだって、とてもわかりやすく伝えてくれる映画です。『暗闇から手をのばせ』は、まあしょうがないかもしれないけど、この作品に関しては若者に見せなきゃダメじゃない?
本作をR18+(成人映画)指定にして、いったい誰が喜ぶんでしょうか?
{2014年1月 劇場鑑賞)
クリストフォルー

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