ひいろ

言の葉の庭のひいろのネタバレレビュー・内容・結末

言の葉の庭(2013年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

うーん…作画と雰囲気はとても良い。

部屋の中やビル群や駅や公園、全部凄く緻密に描き込まれてて、私たちの暮らすリアルと地続きのような。
それでいて光の表現など非現実も感じさせる綺麗さ。

アニメや映画だと雨って良く無いことや悲しい事が起きるシーンで降りがちだけど、そうじゃない視点で雨を描いてるのも面白かった。

先生のキャラはどうにも男受けしそうな女って感じで…
女子生徒の彼氏(って結局生徒じゃないの?)に好意を持たれたのも、思わせぶりな態度だったんじゃないかと思ってしまう。
そんなことがあってもなお、生徒(主人公)に対してちょっかいかけるし家に連れ込むし、元彼とは連絡取り続けてるし、なんなんだこの女…としか。
金麦と板チョコで仕事サボってた時はよかったがどんどん好感度が急落した。

主人公の雪野に対する気持ちをハッキリさせるために必要な設定だとは思うけど、通ってる学校の先生じゃなきゃホントにダメだったかな…?生徒にいじめられて退職に追い込まれなきゃホントにダメだったかな?どうしても陳腐な設定に感じてしまった。

そうなると、料理苦手な女があんな立派な台所の部屋に住むか?とか、あんな高層階でエレベーターじゃなく階段?とか、粗探しを始めてしまう。

絵が綺麗な雰囲気作品に無理矢理山場を作ろうとしたみたい。
ひいろ

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