セイラ

言の葉の庭のセイラのレビュー・感想・評価

言の葉の庭(2013年製作の映画)
3.0
・46分という短さでサクッと垣間見る美しい逢瀬 at 新宿御苑 東屋
・靴職人を志す男子高校生×綺麗な言葉を紡ぐ古典教師の恋物語
・万葉集 柿本人麻呂にはじまり、写実的で繊細な絵も含め、無垢な純粋さを楽しめた

絵が美しいことはわかっていたものの、『君の名は。』であまりに綺麗が過ぎる恋愛に感情移入できない自分に気づいて避けていた作品。
現実的だけどどこか浮世離れしていて、大変不思議な気持ちになる作品でした。

幼く見えるのに引き込まれる妙な官能さとか、憂いがあるのに惹かれる風景美とか、
「年上の女性教師」に限らず「東京の穢れていない部分」の描写などから
総じて淡い幻想や憧れをずっと感じる作品でした。
「綺麗に見えているだけのもの」も受け入れられる人は観るのをおすすめします。

‐‐‐ユキノさんのお家で作るオムライス‐‐‐
とってもおいしそう!
新海さんの映画って女の子の描写がきれいすぎて、気持ち悪さがあると言えばあるのだけど、
その精巧な描写技術ってお料理であったり自然であったりでは最高に活かされていますよね。
ここでは男飯なのでそんなこだわりはないと思いますが、個人的なオムライスのコツは
ケチャップライスは炊飯器で炊くこと。
水っぽいべちゃべちゃしたごはんが得意ではない方は、炊飯器の時点でケチャップいれるのがおすすめです。
‐‐‐
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