『君の名は。』新海誠監督作品。
雨の日に靴職人を目指す男子高校生とチョコレートをつまみにビールを飲む女性が出会うことから始まる物語。
新海誠監督作品の絵面の美しさは言わずもがな。
梅雨の季節のジトジトした雰囲気の中に緑の鮮やかさが目を見張ります。
年齢差もあり、接点が無さそうな2人が雨の日限定で会うというのもロマンティック。
しかし徐々に2人の関係性が明らかになると切ないものになってくる。
ビールで飲んだくれていた女性・ユキノの境遇は見ていてつらかった。
具体的に何が…というものは省略されていたものの精神的に追い込まれていたことがよく分かる。
終盤のマンションの階段でのシーンは泣けてきました。
『秒速5センチメートル』のような深みを今作でも感じられました。