靴職人を目指す高校生の主人公は、雨の日は学校をさぼり、公園で靴をスケッチしていた。ある日そこに、缶ビールを飲む謎めいた年上の女性が現れ、約束もないまま雨の日だけの出会いに心ときめかせていく…というお話。
大好き。こういう「男性視点の切ない純愛もの」が新海誠監督の本来作りたい作品なのだと思う。こういう作品はオリジナリティあふれていてわたしは好き。…けれど、男性がこんな風にうじうじする話は(女性を中心に)ウケが悪いらしい。
だから興行的なことを考えて、しばらくは近年のようなジブリに似せたような冒険青春ファンタジーしか作れないんだろうなあ…とても残念。
いつか新海監督が青春モノのクビキから解放されたら、またこういう切ない作品を作ってほしいな。
