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言の葉の庭のsnowwhiteのレビュー・感想・評価

言の葉の庭(2013年製作の映画)
2.8
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う…。




(ネタバレあります。)








27才の教師と15才の少年の恋というのが違和感有りすぎて無理!というのが最初の印象。なので🎦秒速5センチメートルを先に観ようと思い一旦観るのを止めました。で、そのまま長い間放置されることとなった本作品。Amazonプライムもうすぐ配信終了ということで観ることにしました。

絵はいつもながら流石新海誠監督と言わざるを得ない程綺麗でした。

しかしどうしても27才に違和感が拭えない。某事務所の創設者が引き起こしたあの青少年性加害事件を思い出す迄もなく、まともに成長している27才の教師は15才に憧れたりしない。彼女は未熟過ぎるのではないのか?27才になってもまだこの発達段階であるなら教師には向かないのではないのか?こんな未発達な人間が子供を導く事が出来るのだろうか?
ひょっとしたら彼氏を取られたってことで、3年の女子に苛められたって話も教師の未熟さが引き起こした事だったのではないのかとさえ思えてくる。3年の男子に誤解させてしまったとか?ならば強ち雪野先生が一方的に苛められたって話じゃ無いのかも知れない。そんな事が頭をよぎって物語に集中出来なかった。

せめて、新卒で教師になりたてとかっていう設定に出来なかったんだろうか?そうすれば15才の少年が22才の女性に憧れるというそれ程違和感の無いストーリーになったのじゃないのか…。教師が多少未熟でもまあ新卒だからと許せたのではないのか?

また逆に、15才の少年から見れば例え彼がどんなに苦労してて大人びてたとしても27才はお母さんと同じくらいのおばさんにしか見えないと思う。彼がもっと年取ってから出会ったのならまだしも15才が27才に出会ってもそんな感情にはならないと思う。身近にいる頼りになる大人として相談に乗って貰うとかなら有りだ。恋愛感情などではなく慕うとか凄いなあと憧れるとかって設定なら分かるのですが…。

この映画に対する評価は絵が綺麗だったということだけ。ストーリーが一番大事なので絵が綺麗でも意味がないというのが正直な感想。
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