MaruyamaRyo

言の葉の庭のMaruyamaRyoのレビュー・感想・評価

言の葉の庭(2013年製作の映画)
2.0
君の名は、は未見だが凄く見たい。
ただ今までの新海作品を2本見たが肌に合わなかった。
これもそうだった。

とにかくキャラに感情移入しにくすぎ。
太宰治的な「病んでる自分カッコいい」感が強い。「選ばれてあることの恍惚と不安と二つ我にあり」ってやつ。
ちなみに太宰治の小説は大好きだ。新海誠も考え方は恐らく一緒なんだが、画がある/なしの差か、もっと言えば主人公達が美形すぎるせいか、「勝手にやってろ」と思ってしまう。主人公たち自身は、才能もあって、真人間で、悩んでるのはあくまで外的要因のせいという感じも気にくわない。

靴職人を目指している15歳の少年と27歳の女性が主人公なのだが、靴作りの参考にするため、
女性の足を図るという超フェティッシュシーンがあるのだが、そこでお互い照れるのは子供同士じゃないのに、おかしくないか?

色々納得できなすぎて、ラストシーンも、おいおいコイツらどうした、と思うしかなかった。

画は綺麗。
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