とにもかくにも映像美
木の葉と水溜りの絵がリアルすぎて、部分的に実写の映像使ってるのかと思った
シナリオとしては、先生も生徒による淡いやりとりが終始続く
先生からしたら、休職してくすぶっている自分のメンタルを取り戻そうという成長物語だし
生徒視点では、自分の高校の先生とは知らないまま、年上の女性として好意を抱いていく恋物語になっている
キャラによって関係性の捉え方が違うのはユニークで面白いなぁと思った
先生の家でchillして同時に「幸せ」と思うシーンにしても、
先生にとっては精神安定剤で
生徒にとっては慕情
この映画のキーアイテムは「靴」
靴職人を目指している生徒が作ろうとしている女性の靴
ただ、その時の先生にとって生徒が作る靴は自分を救いうる依存対象の側面が強かったと思う
だから、家から生徒を追いかけるシーンでは、靴を履かずに裸足で外を出る
先生用の靴が完成した冬の2月には、先生は地元で教師復帰を果たし
自立した人間として歩みを進めるようになたので、おそらくはフラットに靴を履けるでしょう