ゆう

言の葉の庭のゆうのネタバレレビュー・内容・結末

言の葉の庭(2013年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

アニメーションである必要性がないようにも感じる舞台・題材ではあるけど、夢に煌めく15歳のような緑ヶしい木々だったり、鬱屈した日常を生きる社会人のような分厚い雲に覆われた灰色感は、どこかファンタジーで、やはりアニメだなと。

足のサイズを採寸するシーンは、意図的なのかどうか分からないけど、とても官能的で美しかったな。足フェチではないはずなんだけど、そっち方面を開花させてしまう、そんな危うさも内包している印象的なシーンであった。

ラスト間際に流れる、秦基博さんの『rain』の使われ方にも唸る。こんな効果的に楽曲が発揮されるとは、あんまりない経験だ。ストーリー、作画、音楽、全部がいい。前作はう~んだっただけに、新海さんお帰りって感じです。
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