なんて詩的な映画なのだろうと思った。
古典からの引用、雨の日限定の会談…
名前も知らないのに、親交を深めていく様は、まさに古典そのものではないか？
監督が好きで用いる表現なのかはわからないが、「君の名は」と「天気の子」と本作品でいずれも共通している部分が、「新宿」と「日常への嫌悪感」、そして登場人物が走る。
こだわりがあるのかわからないが、この辺りはどの作品においても特に強調されている気がする。
登場人物の年齢を考えると、これらを強調することによって、心情理解につながりやすいから、分かりやすいのかもしれない。
