エフタル

DUNE/デューン 砂の惑星のエフタルのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.2
IMAXにて鑑賞。
2時間半の超大作、情報量が凄まじいので疲れる。


映像について。
IMAX画角で映し出されるシーンが多く、
IMAX前提の映画なのだと思った。
IMAXじゃなかったら、エコノミーになってしまうのではないかと懸念が。
しかし、その分IMAXで映し出されるその映像は迫力満点で、釘付けになった。

物語について。
タイトルで「DUNE PART ONE」と表示されたので、もうこの地点で物語が終わらないのだと確信する。
冒頭から壮絶なネタバレを食らいながら結末まで突き進むが、案の定物語は完結しなかった。
話そのものはシンプルな構成なので、そこまで混乱しなかったが、設定が頭を抱えるレベルで複雑。
予備知識(ホームページ)を入れて映画に臨んだが、見ておいて正解だった。
予備知識なしで見たらわけわからなかったのではないか。
物語の要所要所で、ポールが夢という形で未来を見るが、それのおかげでPART ONEの地点でも結末がある程度わかる。
PART TWOがなかった時の監督の予防線なのではないかと思ってしまった。

ヴィルヌーブ監督の「メッセージ」「ブレードランナー2049」を見た上でDUNEに臨んだが、台詞回しが淡々としているので、余計な感情を挟まずに見れるのはありがたい。
洋画にありがちな軽口もほとんどない。
SF映画のムードを大切にしてるのかなと。
かなり信用できる。

まとめると、この映画は完結してないので、「面白かった」とは言えない。
「面白そう」でしか表せない。
伸び代があるので今後に期待するしかない。
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