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オン・ザ・ロードの42carのネタバレレビュー・内容・結末

オン・ザ・ロード(2012年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

40年代後半のアメリカ。作家を志す主人公サルと心の赴くままに生きるディーンが、酒に煙草にセックス、ドラッグと共に、米国を転々と旅するロードムービー。

「人生が戻れと僕を呼んでいる」というフレーズが印象的でした。ディーンはどこまでも自由奔放で、その生き様にサルのみならずみんな惹かれているのですが、自由に生きるのはそれなりのリスクを伴います。一人また一人とそれぞれの人生に戻っていくものの、ディーンにはこの生き方しかなかったようです。いつまでも青春から抜け出せなかった者と自分の道を歩み始めた者の結果が克明に描かれたラストシーンは、青春の儚さを感じずにいられませんでした。


若さと砂塵の舞う道路というのはいいコンビですねー。まさしくこのポスター画像のような、青々とした空とどこまでも広がる赤茶けた大地との境を若者が疾走する構図が堪らないです。一度はアメリカ大陸横断の旅とかしてみたいなぁ。
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