オン・ザ・ロードの作品情報・感想・評価・動画配信

「オン・ザ・ロード」に投稿された感想・評価

じゅ

じゅの感想・評価

3.0
複雑だ。

突き抜ける自由、どこまでも続く道、まだ見ぬ景色を求める青い心。
そして、自由には代償があること。自分ひとりの衝動や欲望の先には、気がつけば孤独があったりすること。そんな「大人になった」心。

自分のなかの、どこまでも自由を求める青い部分と、諦めの先で光を、そして安定と穏やかさをつかもうとする「大人」な部分が喧嘩している。

どこまでも破天荒なディーンには憧れるけれど、その先には道がない。憧れる反面、どこかで距離をとって見つめてしまう。そんな自分が寂しいし、「まあ、こんなもんか」とネガポジの入り混じった感情になる。

彼らの旅路はまさに「オン・ザ・ロード」、どこまでも道半ばな気がする。関係ないけど、「理由なき反抗」を思い出した。ディーンだけに。

どこかできっと、「自分のため」をすこし、「周りのため」にカメラを切り替えなければ、この旅は永遠に、アメリカ大陸を彷徨うことになるんだろうな。そう思うと、ラストシーンのほろ苦さが染み渡る。みな、違う道を進む時がくる。それが、青春の終わりだとしたら、振り返らなかったサルは、ピリオドを打ったのだろうか。彼の経験を、「オン・ザ・ロード」という物語に、昇華するために。

きっと僕は、何かを諦めて、それと引き換えに穏やかな(それでいて奇跡的な)時間を取るだろう。けれど心のなかにはいつまでも、まだ見ぬ青空や朝焼けへと意味なく向かう、子どもじみた衝動を持ち続けていたい。
のんchan

のんchanの感想・評価

3.8
『セントラル・ステーション』『モーターサイクル・ダイアリーズ』等のウォルター・サレス監督作品‼️
製作総指揮はフランシス・フォード・コッポラ。

原作はアメリカの作家・詩人のジャック・ケルアックの小説『路上』
ケルアックは60年代ロック世代の精神構造に多大な影響を及ぼしたことで有名で、アメリカのヒッピーやロックンロールのライフスタイルの原点でバイブル的な存在。


1947年〜1950年の約3年間の自伝で、作家志望の青年が刺激を求めて全米各地を友達と車で放浪するロードムービー🚙
青春真っ盛りの爽やか系とは真逆で、かなりヤバイ系です💦どこに行っても酒・煙草・ドラッグ・女の繰り返し。
映像、音楽のセンスは良いけどちょっと長いかな?


主役サル(ジャック・ケルアック)役はサム・ライリー。
その友人のカリスマ性のあるディーンにギャレット・ヘルムンド。
ディーンの彼女で元妻にクリステン・スチュワート。
ディーンの2番目の妻にキルスティン・ダンスト。
サルの友人トム・スターリッジ。
ディーンの友人ダニー・モーガン。
その妻エリザベス・モス。

これを観たかったのはヴィゴ・モーテンセン💫
サルの恩師役だが出演時間は10分以内かな?それでも渋カッコイイ😍
ヴィゴの女?にエイミー・アダムス。

そして、謎の男にブシェミ💫ほんの一瞬の出番だけど、それが凄いの🫢ディーンにHなことをやらせるオヤジなんですよ🫣さすがブシェミ🤣


好みが完全に分かれると思います。
当時のアメリカの原風景を感じる感性映画として観るか?なんとも冗長でくだらないとなるか?

当時の若手俳優が集まっているし、好きなキャストがいたら必見かな?かなりイメージが変わるかもですが😉
Yukenz

Yukenzの感想・評価

3.5
以前何かのDVDで本作の予告動画を見て興味を持ったのを覚えている。当時自宅近くのレンタルショップで取り扱いがなくそのままになっていたが、アマプラで無料配信されている事に気づきようやく鑑賞した。

主役で本作のナレーション役でもあるサルは若くして小説家を目指すインテリ。友人カーロは23歳までに詩人として名を残すと息巻くこちらもインテリ。

そんな彼らが知人を介して知り合ったディーンの破天荒な生き方に刺激と興奮を求め彼に近づいて行くのだが…

一見、若さ故に自由に憧れ何にも縛られる事なく気ままに突っ走った青春群像の回顧録として、見ている者は憧れを抱くかもしれないが、何となく引っかかるところがあった。

以下は私の勝手な解釈であり、勿論違った感想を持たれる方もいると思うので、その点はあしからず。

-------- -------- -------- --------

1940年代末から1950年代初頭というという時代のせいかもしれないが、ディーンに影響された仲間たちの行動は、見ていて思わず眉を顰めてしまう程のインモラルなものが多かった。

まぁ、それはそれで時代なのだろうと理解できるからまだよいのだが、主人公サルについて考察してみたい。

サルは優男で一見無害のように見えるが、ディーンの男としてや人としてのダメっぷりが原因で周りの人達に迷惑を与え続けている点には、見て見ないフリなのが信条のよう。自由奔放と自分勝手の違いに気付いているはずなのに、それが彼の性分なんだからと本人には意見しない。自分に直接関係のない事に関しては無関心を装う。

サルが世間をわきまえる程度に成長し、ディーンが自分にとって既に過去の存在になったと感じた時には体よく彼を見放すドライさたるや。それでも彼によってもたらされたかつての高揚の日々を思い起こすと熱病に罹ったように一気に小説に書き起こす。

インテリが善人ぶっているけれど、何だかインチキ臭く、清々しくない。
ディーンが分かりやすい自分勝手の見本だとすると、サルはそんなディーンを狡猾に貶める悪徳詐欺師か。

私のへそ曲がりな性格がそう思わせるのかもしれないが、サルがもっとナイスガイだったら思いも違っただろう。

原作はどうなんだろう。未読なのでチェックしてみたい。
MikiN

MikiNの感想・評価

3.5
ラストまでしっかり見てほしいストーリー展開。ディーンの自由さに憧れながらも、どこかシラフに見てしまう部分もありつつ、だけどあの突拍子もなさとか危険な匂いにまた誘い出され、、、みたいな男同士の「友情」という言葉では語りきれない微妙な関係性と戦後間もないアメリカの若者のワイルドさとそれを取り巻く世界が描かれた映画。
mieko

miekoの感想・評価

2.2
2022年213作品目
ディーンがろくでなし過ぎて無理でした( ; ; )
(再鑑賞)


「踊れ “生きてる”と感じるために」

もうこの台詞で鳥肌と涙が止まらない。
わたしの生き方を肯定してくれる台詞であり、映画でもある。と改めて思った。
わたしは音の洪水の中、踊るのがなにより大好きだ。頭の中とからだを空っぽにして無になって、音ですべてを満たす。音とひとつになって昇天するのがたまらなく気持ち良くてドキドキする。そんなドキドキする瞬間こそ“生”を感じて、わたしはいま、生きている!と たまらなく嬉しくなる。パーティーで狂ったように踊ってる時に出来た友だちと“繋がる”瞬間にも同じようなドキドキを感じる。わたしはそんな一瞬のために生きている。


彼らのようにずっとドラッグのある生活を気ままにしてきた、音楽と仲間はいつだってそばにいて、思いつくまま、心のまま、刺激を求めて楽しい方へと流れるように生きてきた。

アレコレ摂取してすっかり出来上がって、
空いたテキーラグラスにおしっこして、シェアメイトと交換こして飲んだこと、楽しさのあまり渋谷警察署そばの歩道橋でおっぱい丸出しになったこと(楽しいと出しがち、昔から脱ぐクセ変わってない)、3pしよっかって試みたこと、パクられそうになってシェアメイトみんな仕事切り上げて相談し合ったこと、パーティー先で意気投合したひとたちをシェアハウスに連れ帰って時間を忘れてアフターパーティーしたこと、大好きだった彼のうちで三日三晩ろくに飲まず食わずでドラッグ合宿したこと(途中、まじで半分あの世に逝った)、たまに行く仕事にはノーパンノーブラパジャマで向かいそのまま仕事をしたこと(そしてそれをお客さんに褒められる)…
そんなあれこれがまるで走馬灯のように蘇ってきた。どうしようもなく毎日が楽しかった。望んだ環境に身を置いて、好きなように好きなことばかりしてた。時々刺激不足になれば、新しい何かを探してみたりもした。それが正解だし、当時の生活がずっと続くものだと信じてた。
でも終わりは 音も立てず静かに そして、あまりにも突然やってきて、それまでの生活に終止符を打つことになった。どうしたらいいのか分からずに、何も手につかない中 泣きながら友達に連絡したら、その決断を下したあなたは強い!って励ましてくれて、夜を一緒に過ごしたこと、隣に憧れの彼女が眠っていることが信じられなくてなかなか眠れなかったこと、最後の夜にシェアメイトのひとりと初めて二人きりになって話し合ってハグをしたこと、そんなことも全部ぜんぶ鮮明に覚えてる。

どうしようもなくて、でもどうしようもなく最高なシェアメイトとの生活は、わたしの価値観をガラリと変えたんだ。今のわたしがいるのは、間違いなくあの頃のどうしようもないわたしがいたから。世間からしたら、クソみたいな生き方だったのかもしれない、でもわたしにとっては素晴らしく輝かしい日々で、そしてそれは死を臨んでいたはずの自分の生きる糧となった。こんなに楽しいことがあったんだ世界には!こんなに気持ちいい瞬間があったんだ生きてく中で!って、衝撃的だった、あまりにも。わたしを音楽とダンスとドラッグに導いてくれたわたしの好奇心と、直感と、ご縁と、そしてわたしと繋がってくれたすべてのひとに、感謝の気持ちと拍手を送りたい。


“乾杯しよう、生きてること 生きること 人生に!”

わたしはこれからもわたしのまま、わたしの人生を踊り続けるよ。
時には狂ったように、欲望のままに。
刹那的でもいい、魂を燃やして生きる瞬間に出会えるように。
むろた

むろたの感想・評価

3.1
自由に生きる、逆を言えば自分勝手に生きる
責任のない行動、自堕落な生活、自分が何をしたいのか分からずにフラフラ遊び呆けていつの間にか歳をとる…彼の無責任な生き方に終始イライラする
大人になって周りが自分から離れていって初めて間違いだったのかと思い返してたら遅いってことだよな

自分探しの旅に出て、いろんな人に出会っていろんなことを経験して人生の答えを探していくのは普通に憧れるな〜

でもロードムービー系ならイントゥザワイルドだな
Niylah

Niylahの感想・評価

2.5
"自由を夢見て終わらない旅へ"?ヒッピーのバイブル?ロードムービー?ジャック・ケルアック『路上』の映画化?私好みの映画!と思って鑑賞したけれど期待外れだった。そもそも過去に途中放棄したことがある作品だった。最後まで顔と名前が一致しない数人の白人男女たち。魅力的な人物がいない。クリステン・スチューワートが痛々しくて可哀想。ドラッグも複数プレイも自分探しも興味ない。とにかく長い。なぜこんなに我慢して自分には合わない映画を観てるんだろう。苦行のよう。途中断念したのにはそれなりの理由あってのことなんだ。他にも映画はくさるほどあるのに。自分の感性と合わない映画を我慢して観る必要なんてない。でも…。一度観始めた映画を途中放棄するのなんか嫌。中途半端でムズムズするー!サブスクのホーム画面で主張し続ける"続きを再生"の文字…。
Hiro

Hiroの感想・評価

3.6
結構原作に沿ってて良かった。
配役も良い感じ。
原作知らない人に勧められるかかは?
kazun

kazunの感想・評価

2.5
映像の美しさはあったと思いますが、お話は好きじゃなかったです。
ディーンがほとんど狂っていました。
サルは一歩引いてるようでいて乗っかってる節があり、ずるさを感じました。
赤痢で苦しんでる友達を見捨てた事でサルは正気に返ったのでしょうか。
最後が 成れの果て といった感じで物悲しかったです。
綿花畑の彼女がニューヨークで話に再び絡んでくると思っていましたが、それは私の勘違いでした。ちーん…。
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