エラバリハッテル

シャークトパスのエラバリハッテルのネタバレレビュー・内容・結末

シャークトパス(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ海軍の秘密兵器として、ブルーウォーター社が遺伝子工学を駆使し
半サメ半タコ(サメの頭に触手が生えている)の生物兵器S11(シャークトパス)が、生み出された。
S11は制御装置で管理されていたが、実験中に故障したことにより、脱走。
海に解き放たれたS11は、サンタモニカのビーチで次々に人を襲う。
手に負えなくなったので、
ブルーウォーター社の元社員で、
海洋生物のスペシャリストのアンディに捕獲を依頼するが…

①サメ×タコ!

ホオジロザメの上半身に下半身は巨大タコという斬新なアイデア!!
それゆえサメ映画の中でも人間の襲い方が結構バリエーションがある。
「噛み千切る」というべたなモノから
「巻きつく!!」や触手の「先で刺し殺す!!」なんてパターンもあった。
サメ映画を観すぎたのだろうか。CGはそこそこのクオリティだったと思ってしまう。

そして巻きつかれる側の演技は結構上手だなと思いました。
元々の映像はおじさんたちが自分で綺麗に回転しているのかと思ったら面白くなっちゃう。

②実はリメイク?!

イタリア映画の「死神ジョーズ・戦慄の血しぶき(1984)」のリメイク。
サメ×タコというアイデアを斬新と思っていたが、25年以上前に既にあったのか…
いや、今から数えるとほぼ40年前…
この映画を観てからこの欄は埋めようかな

③ストーリーはシンプルながらに王道

殺人サメvs人という構図はやはりひねりがなくても面白いなと思う。
そしてヒロインのあだ名がまさかの伏線で、洒落たことされて面食らった。

ただ最終決戦場が、渓谷の「鮎釣りやってます!!」みたいなところで、少し残念。
サメはサメらしく海で死闘を繰り広げて欲しい。