アラシサン弐

ヒットマンズ・レクイエムのアラシサン弐のレビュー・感想・評価

ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)
3.8
この映画に出てくる殺し屋の“道理”とはヤクザ映画で言う“仁義”のようなニュアンスだと思うのだが、それが殺し屋同士の冷徹でダークな空気感の中にどうしようもなく人間臭さを漂わせていて、時に笑えたりほっこりしたり切なくなったり色んな感情にさせられてしまう。

物語自体はシリアスで本人達も至って真剣なのだが、傍から見ると馬鹿っぽいシチュエーションに見えたり「それはアリでそれはダメなの?」とツッコみたくなるような殺し屋の行動基準であったり、終始不謹慎な笑いがお送りされる。

ポスターにいる3人の殺し屋は良い意味で殺し屋感が無くて人間的。
ボスのハリーも凶暴なのか人間的なのかよく分からない絶妙な人間で全然怖くないのが笑える。
アラシサン弐

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