ビルとローラの演技はさすがに貫禄で見応えがある。
しかし内容は「おいおい・・」と脱力してしまうような物。
大統領を陰で献身的に支えた従妹?違うだろ。数いる愛人の1人で、1991年に亡くなった彼女のベッドの下からルーズベルトの手紙が発見され発覚しただけ。
分かっているだけでもルーズベルトの愛人はルーシー・マーサ・ラザフォード、マーガレット・ルハンドの二人がいる。ファーストレディにも2人の愛人がいた。
これを黙認しあっている夫婦に焦点を当てて、人間性を掘り下げるべきだった。
綺麗な感動物語にまとめ友情などと言ってほとんど性描写も無い。甘すぎる。
彼がなぜそのような性格になったのか?複数の愛人に対しどう接していたかを描かないと意味がない。
これだけの名優2人を揃え、チープなメロドラマにしてしまった監督の責任は大きい。