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わたしはロランスのーのネタバレレビュー・内容・結末

わたしはロランス(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラン作品はどれも好きだけど、そのなかでも特に素敵だった。
ふたりはまさに運命の人という感じで、心の底から愛し合ってて、だからこそロランスもフレッドも自分の気持ちに嘘はつけなくて、ぶつかりあって、それでも愛は消えないから、離れてもまだ求めてあって、観ていて苦しかった。
愛し合うふたりの10年間がそのまま描かれてた。2人で生きる道をずーーーーっと模索してたけど、最後のシーンでは、初めて少し別の方向に前を向く2人が見られたような。そこからの、あのラストはずるい。

ストーリーももちろんだけど、全てのシーンが綺麗でうっとりしてしまう感じ。ドランの劇伴、やっぱり大好き。168分が一瞬だった。
苦しいけど、なぜか慰められるようだったし、とてもとても良かった。
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