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わたしはロランスのMagnifyCoffeeのレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
4.0
この若さでこのテーマを撮りきったことは素直に凄いと思う。
普通に見たら50前後のベテラン監督が撮ったんじゃないの?というくらいひたすら重く、濃厚な作品。

女装がしたいけど、女性が好きという複雑な男と、彼女の関係をじっくりと描き3時間。

観客はその重苦しい愛を見つめつづけて、「これ以上無理」と思うタイミングで、綺麗な映像と音楽を差し込み息抜きをする。

そしてラストの2人の会話で「LAURENCE ANYWAYS」という一言を聞いてボロ泣き。
原題でもある「LAURENCE ANYWAYS(わたしはロランス)」という意味がぐわーーーっと心に染みる最高のラストだと思う。

どんなに変な目で見られようとも、
理解されなくても「私はわたし」という力強いメッセージ。

複雑な愛の形、愛の終わりと始まりをこれでもかと見せつけられるので覚悟して見たほうが良し。
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