やりたい事全部やろうと思ったら3時間になっちゃったんだねえ、Mommyは2時間ちょいまだ縮めたから成長したんだねえ、と過去の若さを振り返る。
スチールなどのビジュアルにと使われているあの印象的なシーンは実はこういうシチュエーションだったんだ、と知って、ガツンとやられる。
破天荒でいて、いつも普遍的な愛の形を描く人、それがグザヴィエ・ドランだと思ってる。
「あの件がなかったとしてもきっと別れていた」ってそこに尽きる。
条件や仮定ではなくて出会いも別れも必然の出来事。
だから「愛がすべてを変えてくれたらいいのに」って願ってしまうのかな。
ラストシーンは切り取って額縁に入れておきたいほど切なかった。
カナダのことはよく知らないけどドランの音楽の使い方は本当に上手というか効果的というか戦略的だな〜