映画全体としてはちょっとなんだかなと思う点も多かったのですが、少女たちの描写がいいです。
「私の少女」で気味悪さすらたたえるしんどい役をしていたセロンが、可愛らしい純粋な少女で（しんどい境遇には変わりないけど）とてもよかった。
バービーとスニョンがお互い何言ってるかわかんないにも関わらず無駄に言葉教えあったり確認しあったりしないところ、けどそれでも感情のやりとりができているところも好き。
そしてセロンほどの達者さはなかったけど、女児の持つ見てるのが不快なほどの毒々しさや野蛮さを凝縮したスンジャを演じたアロンもすごいです。
父ちゃんなんでバービー連れてきよったんか？と3回ほど思ったけど、あれは色々カモフラージュするためということなのかな。
