ボブディランの曲と共に流れる導入部分が、とても好き。
カラフルでレトロな色味が、古き良きアメリカン・ドリーム。
そこから暗い色の本編にはいっていくという。
ヒーローたち、名前が複数あるし、2代目とかいるし、はじめは覚えられるかなと思ったんだけど、一人ひとりのストーリーがちゃんとあった。
特定の誰かに肩入れするようにつくられていなくて、誰もが人間らしく、突き進んだり、葛藤している。
1人の主人公がいるわけでなく、みんなが右往左往しているのに引き込まれるのは、なんだか新しい映画体験だった。
長いなとは思いつつも、最後まで楽しんだ。
ロールシャッハのヒーロー像、よかったなぁ。渋いサブキャラ的な佇まいと、静かに燃える信念。次元大介的なものを感じる。
後半はエヴァの初代映画版!?みたいな世界観で、ちょっとびっくり。哲学…。
全体的に音楽もよかったな。最後の場面からのマイケミ、すごく好き。
はじめと終わりがいい映画っていいよね。
評判がいい原作、読んでみたい。
約10年前の作品なのか。ジョーカーとかボーイズも、インスピレーション受けてたりするのかな。