原作は未読。あまり期待しないで観たんですけど、結構良かったです。これって、純真無垢な少年が武器を持って戦い、邪悪な大人に利用されて心に傷を負うという、「ガンダム」や「エヴァ」と同じ話型で、日本人が好きなタイプだ思うんですけどー。
1時間半くらいたってもずっとシミュレーションゲームばかりやっているので「まさか、あのオチだったら嫌だなぁ」と思っていたら、ホントにその通りでした。でも、この作品が「大人の欺瞞に傷つく子どもたちの物語」であると考えれば、このオチ以外ありえないですね。
あと、この映画ですごくリアルだなと思うのは、戦闘員は無人操縦機を操作するのみで、彼らは母艦から1歩も出ないし、誰も死なない。まさしく「エンダーのゲーム」なのです。「スター・ウォーズ」みたいに戦闘機で出撃みたいなものには今では全くリアリティがないので、これは近未来の戦争をリアルに描いているなと。