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11'09''01/セプテンバー11のすのレビュー・感想・評価

11'09''01/セプテンバー11(2002年製作の映画)
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9.11に合わせて視聴。
なんかスコアを付けられない…

世界の別の場所から、別の立場で見たら同じ出来事も全く違って見えるもの。
全てを理解するのは無理だけど、自分の立場で理解できないことを否定しない寛容さが必要、と思った。
テロリスト側の視点は、エジプトの監督が少し出してたけど、共感できないことを描くのはどうしても難しいよな…

イギリスに住むチリ移民を描いた、ケン・ローチ監督の作品がとても勉強になった。
アメリカの人にとっては、9.11といえば2001年のことだけど、チリの人にとっては1973年のチリ・クーデターのことでもある。
このあたりのアメリカとチリの関係性はよく分かっていなかったので衝撃。(これも1つの見方でしかないということは忘れず…)
でも、アメリカを敵視するのではなく、あくまで、NYの9.11の犠牲者の家族や友人に語りかける形なのが良い。

大人のお金の使い方を子供たちが無邪気に批判するブルキナファソの監督の作品、
子供たちが、身近な人の死より「もっと大変な事件」として9.11の犠牲者に祈らされるイランの監督の作品も印象的。
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