パットン

センセイの鞄のパットンのネタバレレビュー・内容・結末

センセイの鞄(2003年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

もう何十年も前に読んだ川上弘美の原作の印象が抜群によかったこともありAmazon Primeで鑑賞。
柄本明とキョンキョンはちょっとイメージとちがったけど、まわりの配役もとてもよろしくてクスクスと笑える設定がGood!
ラスト近くふたりが結ばれるシーンは、やはり本で読むのと映像で見せられるのではだいぶと印象が違ってくる。なんていうか本ならあり得るが、映像ではモラルが邪魔をするというところか。
結局、先生である彼も彼女の肉体を欲していたことに安堵と残念感がまじりあう不思議な印象。でもふたりの恋は誰に迷惑をかけるわけでもなく、短くも幸せで大切な時間であった事実はだれにも否定できないし、キョンキョンの最後の声をあげての泣き声がラストを深く温かく締めくくり観ている自分にも幸福な気持ちにさせていただいた!