たろ

殺人蝶を追う女のたろのレビュー・感想・評価

殺人蝶を追う女(1978年製作の映画)
4.0
話はかなり支離滅裂だが全部タチの悪い夢みたいで面白い
どことなく寺山修司や鈴木清順を思わせる

絵にかなり力がある映画だと思う
キムギヨンはカラーが映えるな

お菓子マシーンが動いてる中で誘惑してやろうとするの最高に面白い
捕まえた蝶にラッカー塗るのも意味わからな過ぎるけど好き。テントの色も良い

低予算映画らしいけど結構小物にこだわってる気がする。博士の家の赤と青のガラスの扉とかかなりいい感じ

下女と同じくオチは完全なる蛇足感だがこれは少しでも明るい気持ちで映画館を出て欲しいという監督の配慮か?
たろ

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