Yoko

危険なプロットのYokoのレビュー・感想・評価

危険なプロット(2012年製作の映画)
3.8
文学を教えることにこだわっていたが、学生が書く文章の質の低さを嘆いていた国語教師。
休日の出来事を文章にする宿題の添削をしていたところ…。


現実と虚構との結びつきをうまいこと映像化し、且つ展開もスリリングで素直に楽しめた。
それこそ小説でも活かせそうなプロットだなと感じる。
テーマの一つである「欲求」。
登場人物に分け隔てなくその要素を染み込ませるのはあまり新鮮味はなかったが、低俗なロマンス(意図的であろう音楽の安っぽさが逆に良い!)や家族愛についてまで幅広く捉えていたのはなかなかボリューム感あった。
シニカルな笑いもちょくちょく挟みつつなので、観てる側もずっと力まないで観れるのがありがたい。
あと、主人公の奥さんを演じるクリスティン・スコット・トーマスがヘアスタイル含め完璧な美人だったので正直それだけでも観れてよかった()。
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