黒猫道

危険なプロットの黒猫道のレビュー・感想・評価

危険なプロット(2012年製作の映画)
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2015/03/27
いやー、なんだかジェルマン教授とクロード君、両方に少しずつ自分を投影して見てしまった…
ぼくも最後列で教室全体を睥睨して悦に入っちゃうタイプなので笑
まあ、ただ共通点はそこだけではなくて、たぶん一般の人には過剰に思えて感情移入出来ないような「文学のために狂っていく」あの感じ、ぼくも少し共感してしまうんですよ。
自分にもっとツラいことがあればもっと強度の高い言葉を紡げるんじゃないか、とか、不幸のどん底に堕ちることが出来たらもっと表現に厚みが出るんじゃないのか?って思ってしまったり。
普段からそんなに切実に考えてるわけではないですけど。
ただ、そんなこと言っても恥ずかしながら、この映画に出てくる小説は未読のものが多かったです。
あそこまではっきり出すってことは次の展開を示唆してたりするのかな〜って思いつつ浅学を恥じましたね…
それでも、やっぱり国が違うと教養として読む本も異なってきますからね笑
…言い訳です。
ちゃんと読もう。。


ラストシーンは少し唐突な印象は受けたけど、なかなかオシャレな締めだったように思う。
お話は本や映画だけの特権ではない。
ぼくらの人生はそれぞれ、涙あり、笑いあり、そして愛があるストーリー。
事実は小説よりも奇なり。
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