ジャパニーズハードボイルドの代表格、松田優作の代表作の一つをようやく観賞。
物心ついた時ぐらいに、この世を去ってしまった松田優作。
タイムリーに見て育った世代ではなく、有名どころのドラマや映画を少し観たことある程度なのに、何故か彼に魅了され続けている自分がいる。
今作は、難解なストーリーよりも松田優作の演技に酔いしれる作品という印象。
鬼気迫る表情、血が通ってないんじゃないかと思うぐらい冷血で、冷酷。
掴み所がなくミステリアス。
室田日出男演じる刑事・柏木に鬼気迫る表情の中、瞬きなしで迫った松田優作演じる伊達のシーンはスリルと共に怖さもある。
独特のアプローチで、伊達の狂気を見事に演じきった松田優作に感服。
松田優作の仕草一つ一つにハードボイルドさを感じる
彼に憧れる人が多いのも分かる気がする
現在、松田優作のようなカリスマ性溢れる俳優がいないのが残念だ