古のNHKドラマ。
あらすじとしては、名古屋に暮らすある家族が息子夫婦の転勤の都合で、入院したおばあちゃんを残して、富山へ引っ越し。
しかし引越し直後に、頑固者のおじいちゃんが突如、碌に別れの挨拶もしていなかったおばあちゃんに会うため、強引に一人で名古屋へ向かうのだが・・・
おじいちゃんの行動は耄碌(もうろく)という言葉だけでは片付けたくないものがあった。
劇中における同世代の人たちはそれを理解していたと思う。ただ、それ以外の振り回された家族はそんなことは関係なく、負担を強いられ、結果的に爆発してしまう。
時代差はあれど、普遍的な人生の終末の描き方が真に迫っていて、身体の芯にグサりと刺さりました。
(おじいちゃん同士の杯シーンと、男はみんな嫌い!のシーンは特に印象的)