イロカワ

アフターショックのイロカワのレビュー・感想・評価

アフターショック(2012年製作の映画)
4.7
地震を描いた映画でありながら、スプラッターとしてそれを消化している。多分、私の知り合いとかこれを見せたら怒る人も結構いると思う。それでもスコアを高くつけたのは、極限状態において唯一人間が守る事のできるギリギリの尊厳が描かれているから。
ネタバレになるから言えませんが、あの女性を巡ってチンピラと対立するところです。彼ができた事は、たしかにちっぽけな事だったがそれでもあの瞬間、諦めてしまってはそれは本当に暴力に屈したことになるんです。無駄だと分かっていてもやってしまう。その姿こそが真に人間である証拠だと私は思いました。
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