イロカワさんの映画レビュー・感想・評価

イロカワ

イロカワ

永峰中村飯塚(2021年製作の映画)

5.0

 見直してもやっぱりいい映画でした。
 永峰は今の事しか考えていない。今の自分が言いたいことを言い、やりたいことをやる。中村は過去の永峰の行いを咎める存在で、飯塚は未来の永峰の不安を煽る存在。
 最終
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ある日どこかで(1980年製作の映画)

4.5

一番大好きなメロドラマ。めちゃくちゃバットエンド。さすがリチャード・マシスン。手抜きがまったくない。
 クリストファー・リーヴの顔って純粋を絵に書いたような顔で、この映画ではそれが狂気に傾いていく。絶
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.7

 人生の断片を繋ぎ合わせて、奇跡みたいなものを否定する。不発弾が発射される確率なんて知ったこっちゃない。彼らは良き人間で、正しいことをしようと真面目に生きてきた。だから、あれは奇跡なんかじゃなくて起こ>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

5.0

 青春映画の傑作。アメリカングラフィティと15時17分パリ行きを混ぜて不思議な味付けにした映画。
 若者には特別な人間になりたいという気持ちが必ずある。何も起こらない日常に怒りすら覚えていて、何かを待
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ザ・ミソジニー(2022年製作の映画)

5.0

 何一つ理解できなかったし、何の話なのかも分からなかったけどめちゃくちゃ面白かった。
 家の間取りが明らかな「回転」で、所々にオマージュを感じられた。でも内容はシュールの域に達するほど意味不明で何一つ
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.6

 サバイブする能力こそが人間の真価であり、最も尊い物なのだと宣言する映画。他のリドリー・スコット作品とは一線を画す内容。他の映画は問いかけで終わっているが、この映画はすべてのリドリー・スコット作品への>>続きを読む

ホワイト・ドッグ(1981年製作の映画)

5.0

ゴリゴリに残酷な映画。
 ホワイトドッグとは人間の作り出した殺戮兵器、すべてのメタファーだと思う。セリフの中にも、「四本脚の爆弾だ!」みたいなセリフがあってかなり意識的にそう作られている。人間の手に負
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

エモい映画だった。マイク・ミルズ監督は毎回実体験を映画に入れるので、お母さん亡くなったんですか?と心配になった。

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.3

オシャレな映画かと身構えていったら、フランス版スーパーバット童貞ウォーズだった。ボンクラ男三人組が最高。
「ていうか、死んだ」っていう言葉からこの映画の虜。夏を感じられる素晴らしい映画でした。

クラム(1994年製作の映画)

4.5

複雑な感情になった。どう説明したらいいのかわからないけど、最低に輝いているという言葉は自分の人生でとても大きな意味を持つ気がする。
 自分もクラム家の人も大して違いがなくて、もし自分に絵を書く能力があ
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.0

 忙しい映画だった。
 話を聞かない人とワガママな人が嫌いなので、あの色んな物を売りつける喋れない若者は死なないかなとか思っていた。でも映画が終る頃には不思議と情が湧いていて、お父さんのホームビデオを
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激怒(2022年製作の映画)

3.8

 全然面白かった。不満点があるとすれば主人公が治療されたあと、怒れなくなるみたいな制約があればもっと面白くなったと思う。この映画だと日本に帰ってきたあとも普通に怒れているから、そこを怒れなくなるような>>続きを読む

エクソシスト3(1990年製作の映画)

5.0

 監督の個人的な思想を忠実に再現しようとした結果、未知の映画的表現を開拓してしまった世界一のカルト映画。
 ウィリアム・ピーター・ブラッティの世界では神に仕える存在が神父で、悪魔に使える存在が殺人鬼。
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X エックス(2022年製作の映画)

4.3

面白かった。自分が若いと思い込んだ老人は本当に怖い。自重してくださいと思った。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

おもろかった。ジョーダン・ピール監督の中では一番ストレートで面白い映画だった。熱い。アキラの金田バイクの止まり方でバイクを止めたとき、この監督は天才だと確信した。
 ただレイティングの問題は感じた。も
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8150(2019年製作の映画)

5.0

大傑作!時計のショットが凄い!車の中での会話が面白い!

博士と狂人(2018年製作の映画)

3.8

アポカリプトの脚本にも参加していたPBシェムランという人の作品。博士と狂人というタイトルで、ショーン・ペンとメル・ギブソンが出演していたら、もちろんメル・ギブソンが狂人役だと思っていたがまさかの博士役>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

強い意志に満ちた目。絶対に生き残るし、死なせないという主人公の狂気的な執着が凄まじかった。アンドリューガーフィールドは沈黙でも日本人関連で信仰を試されて、こっちの映画でも沖縄の地で信仰を試されている。>>続きを読む

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.4

ワンダは自分を大切にしていない人間なんだと思った。あらゆることに受動的で人生の出来事で刺激を感じることなんて殆ど無い。だから怒りもしないし、悲しみもしない。疲れた笑いを浮かべて、時々本当に感情が出なく>>続きを読む

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 エンジニアが人類を作り、人類がアンドロイドを作り、アンドロイドはエンジニアを滅ぼしてエイリアンを作りましたとさ。おしまい。
 マイケル・ファスベンダーがどうしてエイリアンなんて作ったのかなと考えてい
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004年製作の映画)

4.0

映画がなぜ終わるのか考えさせられた。この時代特有のリアル志向のクレしんアニメでめちゃくちゃ面白かった。クラウス・キンスキーもどきや、荒野の七人もどきが出てきてとても楽しめた。

続・激突!/カージャック(1974年製作の映画)

4.8

バカみたいにパトカーが多くて最高だった。完全にニューシネマ。

サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

4.0

 ジム・ジョーンズのガイアナ人民寺院の事件が元になった作品というとこは知っていたけど、いきなりviceの社員が出てきたのには驚いた。viceはいつも楽しく見させてもらっているので、死んだらやだなとか思>>続きを読む

日本暗殺秘録(1969年製作の映画)

5.0

 めちゃくちゃ大傑作だった。オムニバス形式の映画ではなかったけど。
 千葉真一の小沼正にめちゃくちゃ感情移入させられた。日蓮宗の血盟団なんて、カルト教団のテロリストと思っていたけど、想像以上に同調して
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スプリット・イメージ/人格分離(1982年製作の映画)

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関係ないけど、この映画の感想がシャマランのスプリットと間違われすぎて笑う。この映画はランボーのコッチェフ監督が、カルト宗教を題材にして作った暴力映画です。

ピストルと少年(1990年製作の映画)

4.8

冷静になるとものすごく変な映画だけど、あれよあれよと見せられてしまう。映画って凄いなと思った。
 言い訳では人生を変えることは出来ないと付きつける映画だった。

俺は善人だ(1935年製作の映画)

5.0

大傑作。エドワードGロビンソンの演技ハンパなかった

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

-

 もっとデビルマンの最終回のような黙示録的なハルマゲドンを期待していたのに、全然世界が終わってない。共存なんてできるわけ無いだろ。熊とかサメとは違うんだぞ。それを5作品もかけて描いて来たんだろ。
 も
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ウィッカーマン(2006年製作の映画)

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別に擁護するわけではないけど、あの名作にニール・ラビュートはよく立ち向かったと思う。普通に拷問の数々は厭なものばかりだし、見ていてそれなりには楽しめる。
 この時期のニコラス・ケイジはバーディに出てた
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ウェルカム・ドールハウス(1995年製作の映画)

5.0

 永遠に癒えない心の傷を負わせられる映画。ふとした瞬間にドーンと自分との共通点を思い出させられて、死にたくなることがある。
 いじめ描写とかリアルなディーンエイジ描写とか後年の映画に確実に影響を与えて
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ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)

5.0

 トッド・ソロンズ、テリー・ツワイゴフと並ぶアメリカンニューウェーブの鬼才、ニール・ラビュート監督のイタイ人間讃歌映画。
 レネー・ゼルウィガーといえば、ブリジット・ジョーンズの日記で沢山の人間の虚構
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死神ランボー 皆殺しの戦場(1984年製作の映画)

5.0

ベトナム戦争から帰ってきた主人公の世界は完全に狂っていた。
 毎晩寝れば、虐殺の悪夢にうなされて、起きれば奇形児の赤ん坊と妻と貧困が待っている。どうすることもできない。寝ても地獄、起きても地獄の世界で
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

映画として言いたいことはあるけど、お話は好き。特に山本メフィラス耕史とウルトラマンの対話はいい。
 人間が好きだ言いつつも図書館に籠もって本ばかり読んでるウルトラマンと、人間なんてクソだぜと言いながら
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

 結構面白かった。もっと主人公にイライラする映画かと思ったけど、怒鳴り合うシーンが少なくて今の気分に合ってた。
 というかアクセルが良いやつ過ぎて泣ける。リンチとコッポラとシドニー・ルメットを何回も見
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エルヴィス(2022年製作の映画)

5.0

エルヴィスが本当にかっこよかった。bbキングに励まされて、警察に止められている腰振りをやっちゃうシーンは盛り上がりすぎて、映画館で危うく声を上げてしまうところだった。
 カジノでの最初のライブシーンま
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