イロカワ

13時間 ベンガジの秘密の兵士のイロカワのレビュー・感想・評価

4.8
後半の戦闘パート。深夜の戦闘で隠密行動が必須なので光源が少ない。画面の輝度をあげることで「コラテラル」みたいな感じで全体は見えるようになった。
しかし、火薬量が過剰なので爆発や銃弾が飛び交えば画面がキラキラしたもので眩しくなって何も見えなくなる。銃弾や爆弾の明るさに輝度を合わせたら全体が暗くなるし、全体を明るくしたければ画面をキラキラさせるしかないというジレンマに挑んだ作品。
「いや普通に爆発を抑えればいいのでは?」という疑問は当然だが、カメラの後ろに立っているのがマイケル・ベイ御大である限りそんな選択肢は最初からない。しかも今回はいちおう戦争映画なので爆発を減らせるわけがない。
かくしてやたらめったら爆発や銃弾が飛び交い、画面は炎と血しぶきに包まれ、見てるとなんだか眩しい映画になった。これって新しい前衛映画なのでは?
イロカワ

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